燃え尽きた京大生が出会った、“怪しいバー”がくれた光

メンタル

私の底辺は20歳の時でした。

ふつうなら、一番楽しい時なのに自分はなんでこんなにつらいんだろうと、さらに負のスパイラルにはまっていました。。

優等生な高校時代

私は京都大学工学部に現役合格しました。

家庭の経済的な制限で、塾のお金も節約したかったので、学校の補習をフルに活用してなるべくお金をかけずに勉強しました。

こう聞くと、優等生で何も問題がなさそうに見えますが、自分の内面的には問題大アリだったんです。。

本当の私は絵をかいたり、手芸でかばんやビーズのアクセサリーを作ったり、お菓子の本を眺めたりするのが大好きな女の子でした。

でも、芸術的なことはお金にならないから、と世間のなんとなくの雰囲気を感じ取って、自分の本当はやりたい気持ちにふたをしてしまっていました。

念願の京都大学に合格したけど。。

大学受験をするときは、目の前の勉強をこなすことに夢中で、自分の本当の気持ちを気にしている暇はなかったのですが、

大学になって時間がたっぷりできたころに、この自分の気持ちがむくっと顔を出しました。

自分は苦労してこの大学に入ったけれど、このルートで行くとしたら、まだこれからもこの苦労を続けていかないといけないのか!!

という苦労の道のりの長さに気づき、打ちのめされました。。。

苦労して手に入れた場所は、同じ苦労を続けないとそこには居られない。

私が学んだのは、あまりにもつらい現実でした。

そこから『燃え尽き症候群』になり、(その当時の自分には自覚がないのもこわいところ!)

100円ローソンで3本入りのバニラアイスや、チョコチップクッキーなどを700円くらい買って、

それを食べながらユーチューブや動画まとめサイトのアニメを1日見続ける、、というのが

私のお気に入りの時間の過ごし方となりました(汗

この時には、バイトをしていたけれどあまり行きたくなく、無断欠席をしたことも数回。。

本当に迷惑なスタッフだったと反省しています。。

『ふんわり・まろやか~』な自己啓発との出会い

そんななか、ある日本屋で『プリンセス系』自己啓発の本に出会います。

その本には『ふんわり・まろやか~』な気持ちを大事にするとか、

今までの私が考えもしなかったような衝撃度の高い内容でした。

そこで私は、「今まで自分のやり方でやってきて、こんなに辛くなっているのだから、この人のやり方を一旦試してみよう♪」と思い、やってみることにしました。

やってみると確かに、気持ちは楽になって、ちいさな喜びを見つけられるようにはなりました。

でも、「ほんとうにこんなにダラダラしていていいの?」とか、「なりたい自分になる努力がしづらくなったな~」という印象がありました。

そんなダラダラな感じを続けたまま、地元の企業にひとまず就職は決まりました。

でも案の定、全然仕事ができず、社長に怒られることは日常茶飯事で、「私は勉強は得意だったのに、仕事は全然できない。。」とこの時の自己肯定感は最底辺だったと思います。

気になる『怪しい』雰囲気のお店

そんなつらい時期に、ふと毎日通る道に気になるお店を発見しました。

『怪しい』雰囲気のお店です。。

(この『怪しい』というのは、薄暗いけど、私が好きそうなにおいがする♡という意味です。)

そこで、ギター演奏をする店長と出会い、

私はあれよあれよという間に、小さなバーでギターの弾き語り演奏をすることになったのです。

そして、このギター弾き語りが、この後の私の気持ちをとても支えてくれる活動になりました。

私は、自分で考えて選んだ道が、思ったよりも自分を幸せにしてくれなくて、もう自分で考えてもいいほうに行かないと思うようになってしまいました。

そんな時に信じることができたのは自分の体の感覚で、『歌っているときは気持ちいい』

だから、これは続けることができると、信じることができたのです。

ここにいるよ!

今の時代は情報がいろいろあって、

たくさんの人がたくさんの発信をしています。

だから情報で頭でっかちになってしまって、

行動してみるハードルが上がっているのかなと思います。

発信者にとっては真実の情報でも、

それが自分に合うかどうかは分からない。

私は、世の中的に常識とされていることよりも

自分がどう感じるか、ということが

信じられることなんだろうなと思っています。

ここでは、私とおなじように『自分を信じられないつらさ』を抱えている方と痛みを共有して、

自分を信じることができる感覚を取り戻していってほしいなと思っています。

よかったら、また記事を読みに来てくださいね。

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